外壁塗装を検討する際、塗料選びを避けては通れません。
耐久年数の長さや費用など、種類によっては大きな差が生まれるので、とにかく頭を悩まされがちですよね。
今回は塗料のメリット・デメリットなどを詳しくご紹介いたしますので、外壁塗装をお考えの方にとって塗料選びの一助になれば幸いです。
■塗料の種類
塗料の種類は細かく分類するとキリがありませんが、代表的な6種類についてご紹介したいと思います。
アクリル、ウレタンというのは塗料に含まれている合成樹脂のことで、耐久年数・費用は下にいくにつれて高くなります。
安価なアクリルと高価な無機塗料を比べると耐久年数は約2~4倍、費用は約2.5~5.5倍の差があるので、見積りを取った際の注文間違い・表記間違いには十分な注意が必要でしょう。
・アクリル塗料
耐久年数 | 費用 |
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5~7年 | 1,000~1,500円/m² |
アクリルは絵具やプラモデルの塗料で多く使用されている合成樹脂です。
この塗料は低価格かつ色の種類が豊富で、新築住宅に使用されることもあります。
特別な手間も必要ないため、気負わないDIYでの塗装などにオススメです。
ただし耐用年数は非常に短いので、いずれは家を手放すつもりであり、きれいにしておくことで売れやすくするなどの目的がある方に向いているでしょう。
コストはかさみますが、短期間でカラーリングを変えたいというご要望などにも向いています。
・ウレタン塗料
耐久年数 | 費用 |
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7~10年 | 1,800~2,500円/m² |
ウレタンは屋上やベランダ・バルコニーの床部分に行う防水工事などでも使用される合成樹脂です。
防水性・弾性に優れていて、10年前までは非常にポピュラーな塗料でしたが、後発のシリコンやラジカル制御系塗料に取って代わられました。アクリルと同じく、数年以内に手放す予定の家に塗装するといいでしょう。
また、塗る素材は選ばないため、雨樋や雨戸、ウッドデッキなどの付帯部分に塗るのもオススメです。
・シリコン塗料
耐久年数 | 費用 |
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10~13年 | 2,500~3,500円/m² |
メジャーだったウレタン塗料の上位互換として登場し、現在は最も多くのお家で使用されている塗料です。
迷いに迷って選ぶとしたら、まず間違いありません。
価格の割に耐久年数が長く、コストパフォーマンスは紹介している塗料の中で一番優れているといえるでしょう。
しかしながら、シリコン塗料の商品の中には耐久性の低いものもありますので、製品の特徴などを業者から詳しく聞いておくといいかと思います。
・ラジカル制御系塗料
耐久年数 | 費用 |
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12~15年 | 3,000~4,000円/m² |
シェアはまだシリコン塗料に比べて少ないですが、徐々に主流となりつつある塗料です。
使われている合成樹脂はアクリルやシリコンではありますが、強い耐久性があります。
ラジカルは塗料に含まれる酸化チタンが紫外線・水・酸素と結びつくことで発生する物質で、このラジカルが増えるとチョーキングとよばれる現象が見られます。これは劣化のサインとしても知られており、防水性が著しく低下している状態です。
ラジカル制御系塗料は、この劣化の原因となるラジカルの発生を抑えられるため、長くお家を守りたいという方にはぜひ検討してほしいと思います。
・フッ素塗料
耐久年数 | 費用 |
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13~15年 | 3,500~5,000円/m² |
フッ素は虫歯治療などでもよく聞きますが、ミネラルの一つで、自然界には多くの場所でみられるものです。
フッ素樹脂を使用したフッ素塗料は単価は高いものの、耐久性があって汚れにくいという美点があります。
大きめの戸建て住宅や集合住宅、商業施設、ビルなどに向いており、塗装工事の頻度をできるだけ少なくしたいという方にピッタリでしょう。
反対に、木造でモルタルやサイディングの外壁の上から塗ってしまうとひび割れやすいことから、待ったをかける業者もいるようです。
・無機塗料
耐久年数 | 費用 |
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15~20年 | 4,000~5,500円/m² |
二酸化ケイ素などを使用した塗料で、上記のアクリルなどといった有機塗料と違い、劣化の原因となる樹脂成分をほとんど含まないため、強い耐久性を発揮します。
二酸化ケイ素はガラスの原料にもなるため、この塗料を塗ることはガラスでコーティングすることと等しいです。
こちらもフッ素塗料と同様、大きな建物かつメンテナンスを最小限に抑えたい方向けでしょう。
デメリットとしては高価であることと、弾性が少ないためにひび割れが起きやすいところでしょう。
■付加機能とは?
塗料には合成樹脂などの素材に関わらず、付加機能という建物にとってプラスになる要素を含んだものが多くあります。
これらの機能性を主軸にして選ぶのも悪くはないでしょう。
付加機能 | 効果の内容 |
---|---|
遮熱性 | 太陽光の熱(赤外線)を反射し、室内の温度上昇を防ぎます。夏場の空調コストが抑えられるでしょう。 |
断熱性 | 遮熱とほぼ同じですが、こちらは室内の温度を一定に保つので、冬場も効果を実感できます。 |
伸縮性・弾性 | 塗膜が伸び縮みするので、下地の割れやすいモルタルやALCなどに最適です。 |
防カビ性・防藻性 | 建物の立地や環境によってはカビが発生しやすく、長く見た目をきれいに保つのに適しています。 |
低汚染 | 汚れがつきにくく、雨水によって汚れを落とします。 |
■まとめ
塗料はほかにもさまざまな分類で細かく分けられるためキリがありませんが、人によって合う塗料は異なります。
じっくり検討することをオススメしますので、業者側が急かすような素振りを見せても、ご自分のペースで決めましょう。
須藤塗装は千葉県にて外壁塗装・屋根塗装を承っております。
戸建て住宅からビルなどの大きな建物、店舗塗装にも対応していますので、築10年ほどを迎えておりましたら、ぜひ当方での塗装工事をご一考ください。
お見積りは無料ですので、まずは外壁・屋根の状態を知りたいという方も大歓迎です。
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